2007年11月22日

10月28日週報に掲載

ハロウィンの起源

 ハロウィンの起源は、2000年以上前の古代ケルトにのぼります。古代ケルト民族は一年の終わりを10月31日と定め、死者の祭りとしたのです。死者の霊が親族を訪れる夜とし、悪霊が横行し子どもをさらったり、作物や家畜に害をなす夜でもあったため、死者の霊を導き、悪霊を払うために焚き火が不可欠でした。日本で言うところの、お盆と大晦日が一緒になったような日だったようです。

 ハロウィンに必要不可欠なカボチャはアイルランドの伝説がもとになっています。「けちんぼジャック」と呼ばれた男が、彼を黄泉の国へ連れて行こうとした悪魔をうまいこと騙しました。ジャックは死後、生前の悪事のせいで天国に行けず、悪魔とのいきさつのせいで地獄にも行けず、明かりを灯したカブを持たされ、 罪を償うためにあの世とこの世を行き来しつつ、暗い道をさまよい歩き続けるという話です。もともとはカボチャでなく、カブでした。ハロウィンがアメリカに渡った際にカボチャでカラフルなランタンを作ったそうです。
  • ハロウィンの世界観は、聖書の世界観とは全く異なります。私たちは悪霊に対して勝利しています。恐れる必要はありません。またカボチャを持って罪の償いの旅をする必要もありません。私たちはイエス様の十字架によって救われました。ハロウィンの日には、悪魔的な格好をする人が大勢いますし、悪魔的な犯罪が起こります。その起源を知ると「なるほど」と思います。私たちは、救いと勝利を信じ、十字架の福音を高く掲げましょう。 


 ハロウィンの夜は、安全な教会で過ごしましょう。


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