2007年11月22日

11月11日週報に掲載

 今日は子供祝福式。子供は、特別に神の祝福を受けるべき存在である。しかし、神から離れているこの世において、子供は祝福どころか、もっとも虐げられている存在となっている。

 今世界では、一日に2万5千人が飢餓のために死んでいる。その中でも5秒に一人、子供が飢餓のために死んでいる。ある国では、子供は売買の対象とされ、売春、兵士、労働力として売られている。

 一方で先進国と呼ばれる国では、捨てるほどの食糧があり、物質的には豊かである。しかし、「都市には、孤独という飢餓がある」(マザー・テレサ)と言われるように、心がまさに飢餓状態だ。マザー・テレサは次のようにも言っている。「先進国に住む私たちの心の飢餓が世界の飢餓をつくり出している。」 

 世の中の矛盾、歪みは、いつも社会的弱者である子供たちに向けられる。子供が祝福されていない社会は、それがどんなに物質的に豊かであっても、本物ではない。子供は社会の成熟度のバロメーターでもある。私たちは、先進国に住んでいる。しかし、心は満たされているだろうか。子供が祝福される社会、家庭であるためには、まず自分自身が満たされていることだ。飢えた者に分け与えるだけのパンを持っているだろうか。心の飢えに苦しんでいる者に、分け与えるだけの愛を持っているだろうか。

 今日は子供祝福式だ。皆で子供たちを祝福しよう。神が、この子供たちを祝福し、イエス様の僕として成長させてくださるように。私たちも、ますます満たされ、もっともっと分かち合っていこう。

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