2007年11月22日

9月9日週報掲載

 先週の就任式中で、安次富先生が語ってくださった言葉が心に留まっている。「キリスト教の証明」は何か? それは「変革」であると言われた。確かに、キリスト教は、教理だけではない、その真理が事実として、出来事として起こるということが一番の証明であろう。福音を語っているなら、その福音によって人生が変えられた、ということが福音の確かさを最も証明することではないだろうか。

 先日、ハワイ・リバイバルミッションの関係で素晴らしいコンサートに行ってきた。超一流ミュージシャンが揃って最高の演奏であった。その中で、現在アメリカでソウルの女王と呼ばれているマキーダさんが賛美と証詞をしてくださった。

 マキーダさんは、11歳の時までに何度も性的虐待を受けてきた。続けて、最愛の祖父が亡くなり、父親が実の父ではないことも分かり、死ぬしかないと思うようになった。自殺は罪であることが分かるので、神が自分の命を取ってくれるように願った。自分の人生を終わりにしたかった。精神病院に入っている時、おもちゃのピアノで弾かれている賛美歌を耳にした。その時、聖霊が彼女の心に語りかけた。「カイヤ」(ヘブル語で命、生きるの意味)。聖霊は彼女の心に「死んではならない、生きなさい」と語りかけた。彼女は、もし生きよと言われるなら、この心の痛みを取ってくださいと祈った。二日後、マキーダさんは癒されて退院することが出来た。彼女は、それ以来、神を賛美し、喜び踊っているのだ。本当に魂の底から湧き上がるような賛美だった。今もイエスは、私たちを変えてくださる。悲しみを賛美と喜びに変えてくださるのだ。「人生が変革」されること、これこそが福音の確かさだ。そして福音の力だ。共にイエスの十字架を見上げよう!

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