2009年2月12日

2月15日2009年の週報に掲載

「新しいぶどう酒は、新しい皮袋へ」教団機構改革に際して


 人の集まりには、必ず組織というものがある。たまに組織やルールが無い集まりを標榜する集まりもあるが、それは、組織がないという組織であり、ルールを作らないというルールである。


 さて、組織とは、そこに属する人たちが、その目的を遂げるために、働きやすくするためにある。だから、常に人の動きに合わせていかなければならない。それが逆になる、つまり組織のために人を合わせ始めると、本来の目的のために動くことが出来なくなる。

 教会にも組織がある。それは私たちが、主の宣教命令に応え、キリストの体を建て上げるという目的を遂げるためのものである。教会は常に組織を最適なものにする必要がある。


 教団の機構改革とそれに伴う地域教会の組織の変化は、必然的なものであり、教会が成長する上で欠かすことが出来ない。組織とは、現場に合わせて常に変化するものである。現場の変化とは、社会の変化ではなく、教会における聖霊の働きであり、成長のことである。10名の開拓教会と、100年を経た300人の教会と、組織が同じであるわけがない。


 私たちホノルル教会も、その成長に合わせ、また成長を見越して、組織を常に新たにする必要がある。組織は変化するのが当たり前、という考えだ。


 そこで大切なのは、より良く変わらなければ意味がない、改悪ではいけない。変わることを否定するのではなく、どのように変わるのかを考えることが大切であろう。


関牧師



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