2009年8月8日

8月9日2009年の週報に掲載

 今朝は「心に光を」講壇交換です。私たちはマキキ教会の黒田先生をお迎えできることを感謝いたします。

 日本での自殺者の数がこのままいくと、過去最高を記録する勢いだそうです。毎年3万人以上の人が自らの命を断っていますが、葬儀屋に言わせると実数はその10倍だそうです。 この数字は、戦時下でもない限り出てこない数字です。日本は平和で豊かな国というのは幻想で、精神的には生きるか死ぬかという戦いのただ中にあるということです。

 私たちは幸いに、常夏の楽園ハワイに住んでいます。ハワイの風、アロハの心に触れて心が優しさで包まれます。しかし、それだけではどうすることも出来ない心の闇、傷、痛み。人間の作った楽園では、それらを解決することは出来ません。 ハワイにおいても、生きることは大変なことです。

 しかし「光は闇の中に輝いている」とあるように、この暗闇の中にあって、福音の光はその輝きを増しています。 生まれて初めて礼拝に来られた方が「こんなに感動したのは初めてです」と言われました。 礼拝前には、重苦しい顔をされていた方が、帰りには希望と平安をその顔に見ることが出来ました。 キリストに出会い、愛されている自分を発見し、赦しを体験し、明日への希望に生きるようになる。 確かに「救い」が、今ここで起こっています。 私たちは、この時代にあって、なすすべもなく立ちすくんでいる者たちではありません。 キリストの中に答えを持っている者たちです。 福音の光を高く掲げていきましょう。


関牧師



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