2012年2月17日

2月19日2012年の週報に掲載

日本から佐藤彰先生をお招きして「東日本大震災支援集会」を開催しました。本当に身を削るようにして、苦難の体験を語ってくださいました。それでも氷山の一角であろうと思いますが、少しでも知ることが出来たことを感謝いたします。
先生が「挟状格差」という事を言っておられました。ハサミの状態という意味です。復興が進み、復興景気がある地域と、ますます衰退し、復興のない地域との差がハサミのように広がっているのだそうです。
そして、多くの人々が、「もっと苦しくなっている」という現状にあり、「震災はまだ何も終わっていない」という事を知ることが出来ました。私たちは、「忘れない、関心を持ち続ける」事の大切さを改めて思いました。
22日(水)からレントが始まります。レントとは受難節です。主イエスが十字架にかかる日から逆算して40日前から始まるものです。この期間は特に主の十字架を想う時となります。
今年のレントは、震災後はじめてのレントです。今のこの時の自分にとって、主の十字架とは何なのか? 「なお十字架は輝けり」(聖歌397番)のごとくに、今まで以上に、十字架の輝きを見せていただきたいと心から願います。
例年のように、レントの黙想のしおりを配布しています。どうぞご利用くださって日々の黙想の助けとしてください。
関真士牧師

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