2013年8月29日

9月1日2013年の週報に掲載

 今週は、教団総会があります。10年に一度のハワイでの開催になります。教団所属の17の教会から牧師と代議員、引退牧師が来布されます。今週の金曜日、土曜日と、ホノルル教会を会場に開催されます。

 今回から総会のあり方がガラリと変わり、内容がセレブレーションとなり、共に集まり、主に賛美と感謝を捧げる時となります。

 ホノルル教会日本語部の代議員は、石井真澄兄、角田利光兄、松田塩美姉の3名です。オブザーバーとしてどなたでも参加できますので、どうぞ私たちの教団の様子を見にいらしてください。

 金曜日の夜のバンケットには、1921年ロスアンジェルスで教団の最初の洗礼者となった吉原武一兄の子孫が来られます。またホノルル教会の創始者である平野俊雄師の息子デイビッド平野師(セントラルユニオン教会牧師)も招待されています。平野俊雄師は、ホノルル教会を退任後、オリベット教会、パールシティ教会も創立しています。

 私たちは、普段ハワイに居ますと、教団を意識することが少ないでしょう。教団の名前を全部言えるでしょうか?
Oriental Mission Society Holiness Church of North America日本語では、“東洋宣教会北米ホーリネス教団”となります。

 この機会に是非、教団の歴史やビジョンに興味を持っていただければと思います。

関真士牧師

2013年8月22日

8月25日2013年の週報に掲載

 ある時、弟子たちが主イエスのもとにやって来て「祈ることを教えてください」(ルカ11章1節)と願いました。

 弟子たちは、ユダヤ人ですから、生まれた時から常に祈っていました。というより祈りは生活の一部でもありました。その弟子たちが、まるで祈りを知らない人のようにして、「祈ることを教えてください」と言うのです。しかも、「祈りについて」のセミナーではなく、「祈ること」そのものを教えてくださいと願ったのです。  弟子たちは、いつも主イエスの祈る姿を見ていました。同じ「祈り」と呼べる宗教的行為なのに、自分たちの祈りとは全く違う何かを見ていたのです。それは何でしょうか?

 まず、主イエスが神を「アバ父」と呼んでいることです。神を父と呼ぶということは、当時の弟子たちには考えられないことでした。また、自由な言葉で祈っていることです。決められた祈祷文を繰り返すのではなく、自分の言葉で祈っているのです。

 そこには、ただの宗教行為としての「祈祷」ではなく、神との人格的関係というものがあったのです。祈る対象は? 祈る内容は? それらすべてにおいて主イエスの祈りは人格的であったのです。私たちの祈りも、それが天の父との人格的関係でありますように。祈りの結果も大切ですが、それ以上に祈っていること自体が最高の価値なのです。なぜなら神と交わっているのですから。

関真士牧師

2013年8月15日

8月18日2013年の週報に掲載

 今年もラジオ放送「心に光を」講壇交換の時期です。ホノルル教会には、IJCC教会から冬木友博牧師をお招きしています。

 この講壇交換は、「心に光を」の活動支援へのアピールを目的としています。このラジオ放送は、すべて有志による献金で成り立っています。どうぞ、皆様のご支援をよろしくお願いします。

 「心に光を」は、毎週月曜日から金曜日まで、2:45PM~ AMラジオ1210 KZOOから放送されています。現在7名のハワイの牧師と、正木茂牧師(毎月曜日)が順番に担当しています。

 この放送の目的は、明確です。キリストの福音を宣べ伝えることです。ただ、直接信仰の決心を迫るような内容ではなくて、教会に行ってみたいなと思っていただけるような内容を心がけています。

 この放送を通して、どれだけの人が教会に、そしてキリストの元に導びかれた事でしょうか。日本では「福音放送を聞いています」という人に会ったことがありませんでした。しかし、ハワイでは、驚くほど多くの方々が、この放送を聞いてくださっています。今日の礼拝にも、この放送を通して教会に来てくださった方が何人もおられます。福音を伝えることを考えると、こんな恵まれた手段はありません。これからも「心に光を」放送を継続してまいります。それには皆様の尊い献金が必要です。どうぞこの働きを共に支援してください。そして共に神の御業に参加できる喜びを共有してまいりましょう。

関真士牧師

2013年8月9日

8月11日2013年の週報に掲載

 8月6日は広島に、9日は長崎に原爆が落とされた日です。そして8月15日は終戦記念日です。

 毎年8月が来ると、この日を思い出します。もちろん私は「戦争を知らない」世代ですが、戦争の悲惨さ、愚かさを忘れてはならないのです。

 私の母は、昭和8年生まれ、今年で80歳です。東京の両国は、旧国技館の向いに家があり、隣には横綱双葉山の相撲部屋があったそうです。まさにちゃきちゃきの江戸っ子であったのですが、そこはまさに3月10日の東京大空襲の爆心地でした。

 私たち家族がハワイに来る前に、母と家族みんなで、母が大空襲の中を逃げた道を辿るということをしました。下町のわりには、道路が広く、街並みが整然としているのは、空襲で焼け野原になったからだと聞きました。学校に逃げた人は全滅、母は駅に逃げたので助かったということでした。

 約10万人が死んだという東京大空襲、母の同級生は、母を入れて二人だけが生き残ったそうです。母は戦後、なぜか宣教師の家で働き、それがきっかけでクリスチャンとなりました。子供の頃、夜寝る時に、大空襲の話をよく聞かせてもらいました。

「平和を造る者は幸いです。その人は神の子と呼ばれるからです。」(マタイ5:9)

関真士牧師

2013年8月1日

8月4日2013年の週報に掲載

 洗礼式ほど、教会が喜びに満ちる時はないでしょう。天にも地にも喜びが溢れています。

 洗礼とは、新しい歩みのスタートです。神のかたちに造られた人間としての本来の生き方を取り戻すのです。本来の生き方とは、神を愛し、自分を愛するように、隣人を愛することです。愛するために生きるのです。それは、神に愛されている自分があってこそ始めることが出来るものです。

 ハワイには衣替えはありませんが、日本では季節ごとに服を入れ替えますね。主イエスを信じて新しくされた私たちも、衣替えをします。聖書は「古き人を脱ぎ捨て、新しい人を着なさい」語ります。

 クリスチャンになる前の、今となっては「古く」なった考え方、価値観、行動、悪癖などなど、「古い人」はもう似合わなないのです。惜しまずに捨ててしまいましょう。そしてイエス・キリストという新しい人を着るのです。愛と赦しと癒し、希望に満ちた新しい服を着るのです。そして新しい人は、ますます新しくされ続けるのです。

 すべてが分かったら洗礼を受けるのではありません。ただ主イエスを救いとして、神として信じ受け入れた者が洗礼を受けるのです。             

関真士牧師