2014年11月13日

11月16日2014年の週報に掲載

 1620年12月26日、イギリスの清教徒たちが、信仰の自由を求めてメイフラワー号でアメリカのマサチューセッツ州プリマスに到着しました。上陸したのは102名(男78、女24)でしたが、そのうちの約半数が厳しい寒さと飢えのために命を落としました。

 生き残った人たちは、先住民であるネイティブ・アメリカン(インディアン)に狩猟や農耕を教わり、春、夏と一生懸命働き、その秋にはたくさんの収穫を得ることが出来ました。人々は教会に集い、収穫を喜び、神に感謝を捧げたのです。この感謝の集まりこそが、現在の感謝祭のルーツです。

 感謝の源は、「恵み」です。清教徒の方々は、ネイティブ・アメリカンの方々から、恵みを頂いたのです。だから、そこに感謝の宴が催されたのです。

 私たちは、感謝が足りなくなっている時、それは恵みを忘れている時、それは人間がとても高慢になっている時です。やがて、ネイティブ・アメリカンの人々は、土地と命を奪われていくのです。

 私たちは、恵みを忘れてはなりません。「数えてみよう主の恵み」という聖歌があります。恵みを数え、感謝を捧げるものでありましょう。

関牧師

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