2008年5月3日

5月4日週報に掲載

 さて今年もペンテコステの日が近づいて来ました。ペンテコステとは、ユダヤの祭りの名前で、おもに収穫の感謝の祭りです。この祭りの時に聖霊が降ったので、教会では、聖霊降臨記念日とか、ペンテコステの日などと呼ぶようになりました。
 キリスト教が国教のドイツなどでは、この日は国民の休日となっているくらい、教会にとって大切な日です。それもそのはず、この聖霊が降った時に、教会が目に見える形でこの地上に誕生したからです。ですからペンテコステは、教会の誕生日と呼ばれます。
 最近はスピリチュアルブームで、霊の世界が身近になってきているし、霊的なことは、もはや迷信ではなくて、現実のものとして受け入れられています。しかし、霊的な世界に対する免疫がないので、霊だと何でも信じてしまう傾向があるのを危惧しています。Ⅰヨハネ4:1に記されているように「霊だからといってみな信じてはいけない。その霊が神からのものかどうかを試しなさい。」という言葉は、本当に重要だと思わされます。
 私たちはスピリチュアルブームの危険性や落とし穴について教えていかなければなりません。しかし、それ以上に聖霊なる神の素晴らしさを伝えて行きたいと思います。確かに霊の世界はあります。だからこそ、それが聖霊なのか、悪霊なのかを見分ける必要があります。
 聖霊なる神は、キリストの霊です。天地を造られた神の霊です。悪霊は人間の肉欲を満たそうと誘惑しますが、聖霊は私たちの魂を満たしてくださいます。そして神に造られた人間として、真に生きるべき道に私たちを導いてくださるのです。

関牧師

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