2019年5月31日

6月2日2019年の週報に掲載

 ハワイの5月は、卒業式や、教会の年度代わりもあって、一つの区切りの月です。
 フルーツも、ライチが出始め、マンゴーも熟れてきました。 また、街全体が花の香りに包まれて、散歩していると本当に幸せな気持ちになります。

 マノアの街を散歩しながら、心地よい風に吹かれて、しばしノスタルジックな気分になることがあります。 風の匂いが、なんとも郷愁を誘い、子供のころの色々な風景が思い浮かびます。

 先日は、福島から、父の友人がわざわざハワイにまで訪ねてきてくださいました。 その方は、1955年に父と一緒に洗礼を受けた方でした。白黒の写真をたくさん持ってきてくださって、大学生時代の父の写真など見せくれました。

 その方が、なぜ今この時に来られたのか、その理由は分かりませんが、セピア色の写真を見ながら、この出来事の中にある主のご計画の意味を思い巡らしました。

 波乱な人生を歩んだ父ですが、このように変わらぬ友人でいてくれる方がいる。 そのことを通して、主もまた変わらずに父と共にその人生を歩んでくださったと確信することができました。 本当に主に愛されていた父を知ることが出来たことは、私にとって大きな恵みとなりました。

関真士牧師

2019年5月24日

5月26日2019年の週報に掲載

 今年の夏、8/17~8/29の期間、東京フリー・メソジスト小金井教会より、6名のミッションチームが、ホノルル・キリスト教会に来られます。(メンバー紹介は、週報の中に挟んであります。)

 昨年は、ホノルル・キリスト教会のミッションチームが、この小金井教会で、ご奉仕をさせて頂きました。 このように、教会間のつながりが与えられ、ともに宣教の働きをすることができることを感謝します。

 私たちの主は、今日も宣教の主です。 この時代は、今もなお、主イエス様の大宣教命令が発令中の時代です。

「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」 (マルコの福音書16:15)

 先週は、私たちの敬愛する姉妹を日本へ派遣する集会が持たれました。 私たちも今日この場所を生きています。 それは、今ここに私たちの使命があるからです。
 この宣教の使命に思いを向けて、私たちは、ともに日本から派遣されてくるミッションチームを、お迎えしたく願います。

高木牧人牧師

2019年5月17日

5月19日2019年の週報に掲載

 高橋明子さんが、日本に帰国することになりました。2010年オレゴンからハワイに来られ、以来ホノルル教会のメンバーとして共に歩んできました。
 今回、明子さんの帰日に際して、これをただの送別会とするのではなく“派遣式”にしようと導かれました。

 海外にある日本人教会の多くは“送り出す教会”という特徴があります。それは、留学生、駐在員、リタイヤ後の帰日など、日本に戻られる方が多いからです。ホノルル教会も例外ではなく、まさに“送り出す教会”です。

 私たちは、明子さんに限らず、これまでに、またこれから帰日される方に対しても改めて“派遣”という意識を持ちたいと思います。

 “派遣”とは、教会にとっては、その方を主の働きのために捧げるという意味があり、また当人にとっては、主の働きのために献身するという意味があります。この両者の思いが一つになって成り立つものです。

 私たちは、明子さんを主に捧げます。そして、主の働きのために日本に派遣します。パウロとバルナバは、アンテオケ教会から祈られて派遣されました。そして「二人は聖霊によって送り出された」(使徒13:4)とあります。信仰をもって明子さんを送り出しましょう。

関真士牧師

2019年5月10日

5月12日2019年の週報に掲載

 「『道』とは『未知』である。」という言葉を聞いたことがあります。

 5月に入り、日本は「平成」という時代を終えて、「令和」という新しい時代に入りました。
 この世の時は流れ続けます。 「令和」という時代は、どんな時代になるでしょうか? 私たちには、どんな未来が待っているでしょうか?
 皆さんにとって明日とは、希望と喜びでしょうか? それとも不安や恐れでしょうか?

 私は最近思います。 明日に向かって生きている私たちは、何かしらの体験した喜びや感動、悲しみや失望を抱えながら、その道(未知)を歩み続けている、と。 ある時、まさに過ぎ去った苦い出来事に、心とらわれ沈んでいた私は、このような言葉と出会いました。

"This is the first day of the rest of your life."
今日という日は、あなたの人生の残りの「初めの日」である。

 主の慈しみと恵みとは、今日も新しく注がれ続けています。 今日を主とともに、新しく生きることができる…、それが私たちに備えられている希望の道(人生)です。

高木牧人牧師

2019年5月3日

5月5日2019年の週報に掲載

 日本では、5月1日から元号が平成から「令和」となりました。

 私たちは、イエスの誕生を境に歴史が分かれる西暦を使用することが多いですが、日本の元号も、時代の節目を意識する時として大切なことだと思います。

 私は昭和39年、東京オリンピックの年に生まれました。 日本の高度成長期のただ中で育ちました。 20代前半で平成バブルを経験し、その後のバブル崩壊を経て、社会が大きく変わったことを意識しました。右肩上がりの経済神話が崩壊した瞬間でした。

 95年のウィンドウズ95の発売は、コンピューター時代の幕開けとなり、それまで100年かかった技術の進歩が、一か月で出来る時代になりました。 今では手のひらに乗るスマホで、世界中の情報が瞬時に得られる時代です。
 社会は大きく変わりました。 最大手のコンピューターソフトの会社のリーダーでも、これからどうなるのか「分からない」と言います。

 元号も社会も何もかもが変わります。 しかし、変わらないもの、それが“真理”です。 イエスは「わたしは、道であり、真理であり、いのちなのです。」と言われました。 私たちは、この真理に立って、平和を造り出す使命を果たしていきましょう。

関真士牧師