2009年5月8日

5月10日2009年の週報に掲載

 母の日の起源は、1900年代のアメリカヴァージニア州にあると言われています。1905年5月9日、アンナ・ジャービスという人の母親が亡くなりました。やがて彼女は、「亡き母を追悼したい」という想いから、1908年5月10日、フィラデルフィアの教会で白いカーネーションを配りました。これがアメリカで初めて行われた母の日だそうです。

 この風習がアメリカのほとんどの州に広まりました。そして1914年、その時のアメリカ大統領だったウィルソンが5月の第二日曜日を母の日と制定しました。

 ちなみに日本で初めての母の日を祝う行事が行われたのは明治の末期頃で、1915年(大正4年)に教会で祝われ始め、徐々に一般に広まっていったと伝えられています。 母の日の本質は「感謝」にあります。数ある感謝の中でも、自分という命を産み出してくれたことへの感謝、これが最大の感謝だろうと思います。ですから母に感謝することは、自分がここに存在していることへの感謝にもなります。

 当たり前のように母に感謝できる人は幸いです。しかし、母に感謝することが難しいという人が実は多くいます。様々な事情があるでしょう。しかし、今あなたがたここに存在していること、つまり、母から産み出されたことを思い感謝を捧げましょう。

関牧師



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