2009年11月30日

11月29日2009年の週報に掲載

 感謝祭も終わり、明日はブラックマンデーです。ブラックというと暴落というイメージですが、このブラックは黒字の意味だそうです。 この時期にデパートなどでは、一年の半分に相当する額を売り上げるそうです。

 25年前サンノゼにいた時に大変驚いた光景は、プレゼントにレシートを付けて送ること。 そしてそのレシートを持ってプレゼントを交換しにデパートで行列が出来ていることでした。 そこまで割り切れるものかと、カルチャーショックを受けたのを覚えています。
 日本では、その贈り物には、その物に付随している送り手の想いというものを意識しますから、単なる物として割り切ることは難しいのだと思います。

 アフリカのモザンビークで孤児院を運営していたユキさんの話です。内戦で両親を失った子供たちの心の傷は深く、その心は石のように堅くなってしまっています。 プレゼント受け取ることも、あげることも出来ないのです。 でもある時、一人の女の子がユキにプレゼントを持ってきたそうです。 箱を開けてみると何もありません。ユキは「?…」でした。女の子は言いました。 「この箱の中に、私のアイラブユーのキッスをたくさん入れておいたの」ユキにとって最高のプレゼントでした。

 イエス様は、神が私たちに与えてくださった救い主、それは最高のプレゼントです。 この箱の中は愛で一杯です。 あなたは、この箱を開けましたか? その愛を発見しましたか? この師走の時、神からのプレゼントが皆さんに届きます。 どうぞその箱を開けてください。

関真士牧師

2009年11月20日

11月22日2009年の週報に掲載

 1620年12月26日、イギリスの清教徒たちが、信仰の自由を求めてメイフラワー号でアメリカのマサチューセッツ州プリマスに到着しました。上陸したのは102名(男78、女24)でしたが、そのうちの約半数が厳しい寒さと飢えのために命を落としました。

 生き残った人たちは、先住民であるネイティブ・アメリカン(インディアン)に狩猟や農耕を教わり、その秋にはたくさんの収穫を得ることが出来ました。人々は教会に集い、収穫を喜び、神に感謝を捧げたのです。その集いには、恩人であるインディアンたちも招かれました。インディアンたちは、お礼に七面鳥や鹿の肉を持って来ました。そして、彼らは共に、3日間に亘って祝いの時を過ごし、神に感謝を捧げ、讃美歌を歌ったのです。これが感謝祭の始まりです。

 しかし後の時代になり、この感謝を忘れた人々は、インディアンを虐殺し、土地を奪っていったのでした。私たちが感謝の心を忘れ、すなわち「高ぶる」時に、必ず人は傷つけ合うようになるのです。

 感謝の心、それは神の恵みを理解するところから生じます。もらって当然と思っている時には、決して感謝の心はわいてきません。しかし、当然のことが当然ではないと気づかされるとき、それが神の恵みだと分かるとき、神への感謝がわいてきます。私たちは、生きているのではなく、生かされているのです。

関牧師



2009年11月12日

11月15日2009年の週報に掲載

 先週は、日英合同礼拝を持つことが出来ました。ホノルル教会は日語部、英語部と二つの部を持つユニークな教会です。私たちは一つの教会であることを意識する貴重な時となりました。

 交通の便や、チャイルドケアー、その他参加しずらい状況もあったようです。その反省も踏まえて、皆が集いやすい日英合同礼拝のあり方も考えていきたいと思っています。

 さて、今日は安藤秀世先生を迎えての礼拝です。先生はサウスベイ教会を牧会されてきましたが、70歳を過ぎてからの新たな出発をされます。由美子夫人と共に住み慣れたカリフォルニアから、日本の愛知県にある無牧の教会に遣わされていきます。世界で最も宣教困難と言われる日本で、住環境も牧師のステータスも、何かもが大きな変化です。しかし、宣教への情熱の前では、すべてがクリアーされるのでしょう。

 その教会にとって牧師を迎えることが出来る、それはどんなに大きな励ましでしょうか。その群れが強められ、宣教の働きが進められるように、私たちも祈りとサポートをもって、この宣教の働きに参加しましょう。

  もう一度確かめておこう この世から召されたこと
  闇から光 死から命へ 移されたこと
  示そうイエスの姿を 生きようイエスの命を
  その身とその心に もう彼が(イエス)が生きおられるから
       (聖別by内藤容子)           関牧師


2009年11月6日

11月8日2009年の週報に掲載

 無事に日本から戻りました。皆様のお祈りを感謝いたします。父の葬儀のこと、群馬のユアチャーチの訪問のこと、リニューアルのこと、何から書いたらいいのか迷います。

 先週の礼拝では、大きな顔の映像で失礼をいたしました。あまりに顔が大き過ぎて皆さん大丈夫だったかと案じています。

  父の葬儀では、父の同窓の渋谷牧師が司式をしてくださいました。渋谷牧師がベッドの傍らでお祈りしてアーメンと言った、その時に父の脈が止まったそうです。父の生涯もまたアーメン(真実)という、神の真実に支えられた一生でありました。

 主日は群馬にあるユアチャーチで礼拝を守り、桑原牧師と内藤さん、トリニティにお会いして、素晴らしい時を過ごしました。念願の伊香保の露天温泉にも入ることが出来ました。

 東京では、吉田文人兄に会うことが出来ました。主の器として整えられています。どうぞ彼の学びと訓練のために続けてお祈りしましょう。

 今日は、日英合同礼拝です。また思いを新たにして教会リニューアルに取り組んでいきましょう。
聖霊に心動かされ、ビジョンが与えられ、賜物を活かすなら、私たちも主の働きに参加することができます。 ますます「霊に燃やされて、主に仕える」者でありましょう。

さて、次には何が起こされるのでしょうか? 楽しみです。 


関牧師



2009年11月1日

11月1日2009年の週報に掲載

 いつ連絡が来てもおかしくないと言いながら、いざ来ると大慌てで準備に追われている今です。日本時間の水曜日午前2時頃に、父が天に凱旋しました。

 Gospel in Hawaiiが終わってから、というタイミングにも神のご配慮を感じています。これが、父にとっても、周りの全ての人にとって最善の時でありました。
 本当に思い切って会いに行って良かったと思っています。 私の中では、一つのけじめのようなものを作ることが出来ました。今回も知らせを聞いて、本当に平安です。むしろ希望に溢れます。このような思いを残してくれたことが、父からもらった最高の財産です。

 死という究極の問題に対しても、神は常に信じることを求めます。「恐れないで、ただ信じていなさい。」「信じるなら神の栄光を見る」と語っておられます。私たち人間の無力さの中でこそ、神の力が現れるのですね。

 ホノルル教会の愛する兄弟、姉妹、この神の家族に支えられていることを感謝しています。

 帰りに群馬に寄って、内藤さん、トリニティを送り出しくれたユアチャーチ、桑原義門牧師にも会ってきます。皆さんの思いを受けて、心からの感謝を伝えたいと思います。

 私の中で、何かが新しく始まったような感じがしています。私個人にとっても、家族にとっても、そして教会にとっても。

勇矢と一緒に行き、水曜日に帰ります。               関 真士牧師