2010年3月14日

3月14日2010年の週報に掲載

風の強い日が続きます。おまけに冷たい風です。でも、とっても気持ちがいい。私がハワイで一番好きなのは、やはり風です。地球儀で見ると太平洋の真ん中の小さな島、今自分が感じている風は、この大海原を通って来たのかと思うと、なんだかとても贅沢な気分になります。まるで、この風に吹かれているのは、全世界で自分だけのような感覚になります。

でも正確に言えば、風の匂いが好きなのです。ハワイは日本ほどの季節の変化はありませんが、ちょうど日本の春先、そして秋口の匂いがするんですね。

厳しい寒さが緩み、梅の花が咲き始め、沈丁花の香りが漂い始める。その頃のなんとも柔らかな風の匂い。また紅葉が始まり、夏のまったりした空気がキリッとしてくる秋の風の匂い、ハワイの風は色々な記憶を呼び起こしてくれます。

よく思い出されるのは、秋の夕暮れ時。なとなく肌寒くなってきた頃、泥だらけで遊びまくり家路に着くと、近所の家から湯煙が立ち上り、まな板をトントンと叩く音が聞こえ始める。家に帰りなんだかホッとしたあの頃が思い出されます。小さな幸せの瞬間でした。聖霊は風のごとくにして、私たちを幸せの一瞬に導いてくださいます。

ちょっと今日は、感傷的になりすぎたかな。

関牧師



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