2010年10月14日

10月17日2010年の週報に掲載

 近くの教会でブックセールがあり、かすかな期待をもって出かけました。ほとんどが英語の本ですが、日本語の本も十数冊ありました。その中から自叙伝と歌集の3冊を求めました。著者はクリスチャンの女性たちです。

 フレイタス絹江さんの歌集の表紙の裏に、墨で「遠田あやめ」とあり、胸をつかれました。ご家族が遠田さんの遺品を教会に寄付されたのです。遠田さんはホノルル教会の昔からの信徒で、晩年はご家族と共に米本土で過ごされました。
いつも笑顔で「アイラブユー」と挨拶される方でした。また祝会では詩吟を朗々と披露されました。そんな彼女が歌人であったことを知る人も、少なくなりました。

 教会の宝である信仰の友が、高齢や病のために天に召され、本当に淋しくなりました。 また、ケアホーム、ナーシングホームに移られました。お一人になり、ご家族のもとに引っ越されたり、住まいを郊外に移された方もいて、なかなかお会いできません。
80歳以上の方をお祝いする「敬老の祝賀会」も、お祝いを受ける参加者が少なかったです。 祝会は大いに盛りあがりましたが、人生の幾多の苦難を乗り越え、信仰の馳せ場を忠実に歩んでおられるシニアのお一人、お一人に、神の恵みと平安がありますように。

カラマ正子



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