2012年2月24日

2月26日2012年の週報に掲載

このところ礼拝メッセージの中で、10分くらいの証しをお願いしています。「大胆」をキーワードに、ハワイから半径5千マイルの祈りや、ハワイに学校を造るビジョン、日本のために宣教師として召されていること、今日の高齢者の方へのミニストリーを立ち上げた証しなどなど、これからも続きます。次週は、伝道への情熱を大胆に語っていただき、さらに、その次は角田和子姉の証しです。私も語りたい! という方は「大胆」に牧師にまでお知らせください。

それぞれが、主から情熱が与えられ、ビジョンが与えられ、賜物を活かしていく姿は、教会が生きている徴です。その働きの種類も様々です。これもまた教会がキリストの体であることの徴です。まだまだ証し者はたくさんおられます。ホノルル教会は生きているキリストの教会です。

私たちは数え切れない恵みを、天の父なる神からいただいています。その恵みを分かち合う時、つまり「与える」という生き方が始まる時、「あなた」に対する神の御心が成就します。充分に受けて、大胆に与えるのです。私に何が出来るか? ではなく、主は私に何をして欲しいのか? と祈っていきましょう。

大胆さは、何も活動的なものに限りません。どなたか「大胆に休む」とか「大胆に眠る」「大胆に泣く」という証しがあったら大歓迎です。

そして、レント(受難節)に入った今、何よりも「大胆に十字架に近づく」これが最大にして、最高の、もっとも大切な「大胆」さであろうと思います。
関真士牧師

2012年2月17日

2月19日2012年の週報に掲載

日本から佐藤彰先生をお招きして「東日本大震災支援集会」を開催しました。本当に身を削るようにして、苦難の体験を語ってくださいました。それでも氷山の一角であろうと思いますが、少しでも知ることが出来たことを感謝いたします。
先生が「挟状格差」という事を言っておられました。ハサミの状態という意味です。復興が進み、復興景気がある地域と、ますます衰退し、復興のない地域との差がハサミのように広がっているのだそうです。
そして、多くの人々が、「もっと苦しくなっている」という現状にあり、「震災はまだ何も終わっていない」という事を知ることが出来ました。私たちは、「忘れない、関心を持ち続ける」事の大切さを改めて思いました。
22日(水)からレントが始まります。レントとは受難節です。主イエスが十字架にかかる日から逆算して40日前から始まるものです。この期間は特に主の十字架を想う時となります。
今年のレントは、震災後はじめてのレントです。今のこの時の自分にとって、主の十字架とは何なのか? 「なお十字架は輝けり」(聖歌397番)のごとくに、今まで以上に、十字架の輝きを見せていただきたいと心から願います。
例年のように、レントの黙想のしおりを配布しています。どうぞご利用くださって日々の黙想の助けとしてください。
関真士牧師

2012年2月10日

2月12日2012年の週報に掲載

日本から「原発に一番近い教会」の牧師である佐藤彰先生をお迎えしての礼拝です。一昨日、昨日と2回の集会をすでに持ちました。
写真を見せていただきましたが、子供会の集合写真を見ながら、その2時間後に地震が起こったという事でした。普通の日常的な光景が次の瞬間、その町から7万人が一日で居なくなるという事態になりました。誰にも想像もつかない事です。
この1年間、佐藤彰牧師は、全国、海外を駆け巡ってこの震災の話をしています。最近では一般のメディアにも取り上げられるようになりました。「伝える」という働きの大切さを思います。
「伝える」ことは、知らせることです。震災に遭われた方への支援には、多くの必要と分野があります。しかし、まず最初の支援は、「知ること、関心を持ち続けること」です。
最も悲しいのは、「忘れられる」ことです。日数が経つにつれ、潮を引くように、ボランティアの数も、ニュースも減ってきます。この時期は、自殺をされる方が急増する時でもあります。
色々な方法で「忘れていない」というサインを送ることが求められます。そこから次の支援へとつながっていきます。仙台から中澤栄子さんが来られ、そして佐藤彰先生が来てくださり、私たちに「伝えて」くださったことを本当に感謝します。
「神はわたしを知っている」(詩篇139:1)とあります。知ることは愛の一歩です。
3月10日(土)夜。日本時間の地震の時間に合わせて集会を計画しています。

関真士牧師

2012年2月3日

2月5日2012年の週報に掲載

「原発に一番近い教会」である、福島第一聖書バプテスト教会の佐藤彰牧師がハワイに来られます。明日6日から14日までの滞在です。
連合としての集会は以下の通りです。

「東日本大震災支援集会」
 10日(金)7PM カリヒ教会
 11日(土)10:30AM マキキ教会
 *2回とも同じ内容の集会です。

「心に光を 支援者大会」
  12日(日)2PM オリベット教会

是非、お集まりください。そして日本のために祈り、捧げましょう。また「心に光」ラジオ放送のために、協力していきましょう。
佐藤彰師は、あの3.11以来、教会へは近づくこと出来なくなりました。もちろん放射能のためです。教会の建物も、教会員の名簿も、すべてのデータがなくなり、教会員は散り散りバラバラになり、避難所を転々とする流浪の旅に出たのでした。これで教会は無くなったと思ったそうです。しかし…、しかしなのです。これから先はどうぞ集会にてお聴きください。

私は昨年の7月にLAで佐藤師の話を聞かせていただき、この神の栄光は、どうしてもハワイの方々と分かち合いたいという感動に包まれたのでした。どうぞ、万難を排してお集まりください。

関真士牧師

2012年2月1日

1月29日2012年の週報に掲載

LAのパサデナの山の方にある、カトリックのリトリート施設を借りて牧師リトリートが持たれました。マウンテン・ライオンが出るので注意というこですが、出会ってしまったら逃げないで、上から睨みつけて、こちらの方が強いということを分からせるということでした。自分が相手の食べ物であるという状況は、私にとっての未体験ゾーンですが、何とか出会わずに済みました。

今回のリトリートのテーマは、「臨在=Presence」でした。苦難の時も、どんな時も、「臨在」こそが真の解決の秘訣であります。礼拝、賛美、祈り、奉仕、すべて臨在があってこそです。

臨在とは、「主がここにおられる」ということですが、ポイントは、いかに自分が、神の臨在に気づくことが出来るかということです。神の臨在はあるのです。自分の感覚や信仰によって、あったり、なかったりするような、非人格的な、ただの雰囲気ではないのです。それは事実なのです。

神の臨在に気づくために必要なのは、まず本当の自分を取り戻すことです。特に自分の弱さにおいて、自分が疲れていること、痛んでいることに気づくことです。そして、その自分の姿で、主イエスの招きに応えることです。主イエスは常に招いておられるのです。

「主イエスのみもとに休み場あり、憂いも、悩みも、消え去るべし」

聖歌475番の歌詞が浮かびます。主イエスのもとに臨在があり、その臨在の中で、すべてが真の解決を得ていくのです。
今日も、臨在の賛美と祈り、臨在の礼拝を捧げましょう。

関牧師