2008年1月6日

1月6日週報に掲載

2008年度 年間聖句「この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのである。」エペソ2章21節

 毎年、年の始めに年間聖句を掲げる。これは教会の一つの習慣である。その御言葉は、教会の過去、将来を想いながら、現在私たちがどのように導かれているかを明らかにする。ホノルル教会の約80年に及ぶ歩みに思いを馳せ、また主の来られる日まで、この地上に存在し続けるであろう教会の将来像に思いを馳せる。この過去と未来を結び今の時、私たちは上記の御言葉に導かれていきたいと願う。
 さて、「成長」という言葉が中心にあるのだが、大切なのは、何をもって成長と言えるのかということである。例えば、身長が伸びれば成長したと見える。より難しい問題を解くことが出来れば成長したと見える。それらは数字に現れるので分かりやすい。しかし、教会、クリスチャンの成長とは、そのように数字だけで判断できるものではない。それでは、何で判断できるのであろうか。その基準をどこに設けるかで、信仰生活は大きく左右されてくるだろう。なぜなら、それが私たちの人生の目的にもなるからである。
 ここでは一つだけ、もし私たちが健全に成長しているのであれば、必ず結果として起こることがある。それは「聖なる宮となる」という出来事、つまりイエスが、ここに住んで居られるという事実である。それは、全ての始まりにも、終わりにも、「イエスは生きておられる」という事が、明らかになることである。教会にも、クリスチャン一人一人にも、このことが明確になる。これが成長の印の一つである。

関 牧師

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