2008年8月17日

8月17日週報に掲載

 ハワイに住んでいると、時間の流れが日本に比べて相当に遅く感じます。いわゆるハワイ時間と呼ばれるものですが、この何ともスローな感じが良くてハワイに来る人と、それが嫌でハワイに住めない人と両方あるようです。
 私は、もともとせっかちな方で、集合時間の10分前には着いていたいタイプです。ハワイに来て最初の会議の時、10分前に行っても誰もいない、部屋を間違ったかなと思っていると、10分過ぎにサンダルと短パンで人々が集まり出したのには驚きました。
 そんな私も適応力があるのか、ハワイ時間がすっかり気に入ってしまっています。何だか人間らしい生活を取り戻したようです。結局、遅れるのが嫌なのは、そこで咎められることが嫌なのだと気づきました。動機は「恐れ」です。そんなことですから、遅れてしまうことに、イライラして焦ってしまうのです。しかし一方で、ハワイでは少々遅れても、あまり咎める人もいないからと平気で遅れてしまう、というのも考えものです。
 最近のこと、ワイキキに人を迎えに行くために、私は朝の混雑を計算に入れて、何分に家を出発するか決めていました。しかし、準備がうまく行かず遅れてしまい、焦りながら家を出たのです。ところが予想外に道がすいていて、到着したのは待ち合わせ時間ぴったりでした。私は何のために焦ってイライラしたのか? と何か損をしたような気分になりました。


 時間を守ることは大切です。でももっと大切なのは、時間をも支配しておられる主に信頼することだと思わされます。

関 牧師

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