「当真のお父さん、ありがとう!」
当真のお父さんは、ホノルル教会の文芸部をリードしてくださり、俳句、短歌を指導してくださった。昨年の観月会では、私も生まれて初めて和歌を詠ませていただき、お父さんの指導にあずかった。お宅に訪問させていただく時には、お腹をすかせて行った。なぜなら当真のお母さんのご馳走にあずかるからである。お父さんは、いつも美味しそうに夫人の料理を食べていた。だから92歳にして大変に恰幅の良い体であった。いつも夫婦で朝早く祈祷会をしておられ、配布されている祈祷課題に沿って祈っていてくださった。真に忠実な祈りの僕であった。お父さんはお相撲が大好きで、読み終わった相撲雑誌をいつも廻してくださった。また大変な研究家で、沖縄の歴史や戦争の歴史などに造詣が深く、私も貴重な歴史の本を貸していただいことがある。おっとまだ、返していない本が一冊あった。思い出は尽きない、しかしまた会える。今度は目を天国に向けて、希望に生きていこう。希望の向こうでお父さんが微笑んでいるのが見える。
当真嗣栄兄の作品
1985年、俳句
「聖堂に賛美あふれて秋涼し」
1993年、俳句
「主にすべて委ねて安し感謝祭」
2001年、短歌
「草は枯れ花は萎みて散りゆくも主のみ教えは永遠に変わらじ」