ハワイの道路行政には一言あるが、この快適さに免じてとやかく言うまい。日本の道路工事現場で働いていた時、ここまでして道路を作るのかと、その技術に驚いたものである。まず、地盤を改良するために、特別な薬品を土にいれて地盤改良する。そして砂や砕石などを何層にも重ねて、何度もローラーで押し固めていく、さらにアスファルトを2層に、場所によっては3層にして固めていく。アスファルトの温度も決まっていて、もし温度が規定より下がっていたら使いものにならない。しかも道路を良く見ると中心線が高くなっていて、水がサイドに流れるようになっている。出来上がった道路は、一見簡単そうに見えるが、見えない所で実に手の込んだ仕事をしている。
ハワイの道路がそこまで手をかけているかは分からないが、暑い中、綺麗に道路を作ってくれた作業員さんたちに感謝である。道路も建物もそうだが、目に見えない基礎的な部分にどれだけ手をかけているかが大切だ。特に地震や大雨が来た時に、その部分の違いが露呈することになる。
教会は、主の前に道を備えるものだ。人々が主のもとに行けるように道を造る、神の国の道路工事人である。つまずきのない、真っ直ぐな道を造って、もっと多くの人をお迎えしよう。
関牧師
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