2008年9月3日

9月7日週報に掲載

 今日の礼拝では聖餐式が持たれます。プロテスタント教会には儀式が二つあります。それは聖餐式と洗礼式です。16世紀ドイツにおいて、信仰が儀式化し堕落していた教会に対して、宗教改革が行われました。その時に、聖書に根拠を見出せない儀式を極力排除しました。それは当時の儀式化、形骸化への反動という歴史的な必然がありました。しかし、そのような状況の中でさえも、この二つの儀式だけは、排除することは出来なかったのです。なぜなら聖書に、これらを行うことが明記されているからです。つまり、聖餐式とは、それだけ意味のある儀式であるということです。
 私たちの教会では、毎月の第一聖日に聖餐式を持っています。聖餐式には幾つかの意味があります。

  1. 公の信仰告白 聖餐にあずかることは、主イエスに対する信仰の告白です。しかも会衆が見ているわけですから公に公表することになります。つまり聖餐にあずかることは「私はクリスチャンです」というのと同じことです。
  2. 契約の更新 私たちは聖餐にあずかる毎に、主との新しい契約を結ぶのです。それは「私は、今も主を信じています」という信仰の継続を告白することになります。
  3. 教会の証明 私たちは聖餐にあずかることによって、ここに主イエスの教会があることを表します。

 聖餐式に用意されているパンと杯は、主イエスの十字架の救いを象徴しています。主の十字架の御前で、自らがどのように立つか、ここに全てがかかっています。

関牧師



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