この物語は、第二次世界大戦中の沖縄戦において、兄は帰米二世としてアメリカ軍、弟は日本軍、戦争に引き裂かれた兄弟と家族の実話をドラマ化したものです。
この兄の東江盛勇さんは、サンノゼにあるサンタクララ日系人教会のフランク東さんのことです。
私は、1984年にサンタクララ教会で洗礼を受けましたが、私を救いに導いてくれた人は、石井さん夫妻と、このフランク東さん夫妻なのです。私がいた時にも、テレビの取材を受けたり、人づてに話しは聞いていましたが、フランクさんは、米軍の通訳となって、家族と同胞を救うために沖縄に行き、洞穴などに篭っている人々に、出てくるように呼びかけたのです。
フランクさんは、大変な心の重荷を持ちながらも、戦後イエス・キリストを受け入れ、今も92歳でお元気に、教会で奉仕をされています。改めてフランクさんの歩まれてきた道を知り、感動と共に、多くのことを考えさせられました。是非、ビデオ、インターネットを通してご覧ください。
フランクさんから感じていた、あの暖かさは、困難と苦しみを神の愛によって乗り越えた者にしかない、暖かさだと分かりました。
関牧師