2012年12月14日

12月16日2012年の週報に掲載

ホノルル・マラソンのお祭り気分の前々日の12月7日は、ハワイにとって忘れることの出来ない真珠湾攻撃の日でした。ハワイにこのような平和が訪れるとは、当時の戦火の中にあった方々は想像できたでしょうか? いえ、きっとそんな平和を夢見ていたのかもしれません。

真珠湾攻撃の攻撃隊長として「トラトラトラ」(我奇襲に成功せり)を打電した淵田美津雄大佐は、米国への憎悪に満たされ、戦後の焼け野原を歩いていました。そこで配られていた一枚のチラシには、B29の爆撃手で日本軍の捕虜として過酷な拷問を受けたジェイコブ・ディシーザーの手記が書かれていました。

彼もまた、日本軍への憎悪に駆られていましたが、牢獄で読んだ聖書を通して回心し、戦後彼はキリストの愛を伝えるために宣教師となって日本に来ていたのでした。

この出来事を通して淵田大佐もまた、キリストに出会い、クリスチャンとなり、やがて伝道者になり、ハワイにまでキリストの愛を伝えるために来たのでした。
「キリストこそ、私たちの平和です。」聖書

関牧師

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