しかし先生は、牧師として初めての赴任地は、埼玉県の坂戸市でした。閉鎖寸前の教会を、ただ主の御言葉に従って踏みとどまり、再建へと導かれました。そしてその坂戸教会は、今では日本有数の大きな教会となり、幼稚園やケアホームまで持つようになりました。初期の頃には、礼拝に人がいなく、座布団に向かって説教したという逸話があります。今でも中野先生は、たった一人の方のために、遠くまで電車を乗り継いで足を運んでおられます。
ホノルル教会においても、先生の働きによって結ばれた実が今でも教会を支えておられます。その苦楽を共にしてきた明子先生が、弱さを覚えています。主の恵みと憐れみのゆえに、先生ご夫妻の労苦に主が報いてくださいますようにとお祈りします。
関 真士師
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