2018年10月4日

10月7日2018年の週報に掲載

 10月に入り秋も深まり、と言いたい所ですが、常夏のハワイでは暑い日が続きます。 今年は、世界的に異常気象が目立ち、日本でも台風、地震と、大変な状況が続きました。 どんなに文明、科学が進歩しても、自然の前には人間は本当に小さな存在だということを思い知らされます。

 「サバイバルファミリー」という日本の映画があります。ある日突然、全世界の電気が一瞬で使えなくなってしまうのです。その中を生き延びながら、それによって家族の絆が再生していく様子を描いていてとても考えさせられる良い作品です。

 人類の歴史の中で、電気に関する研究がされ始めたのが1500年代らしく、実際に生活の中で使用できるようになったのは、エジソンによりニューヨークに街灯がついたのが1882年。日本では明治20年(1887年)に一般家庭に配電が始められたそうです。

 人類の歴史の中で、電気が生活の場で使用されるようになって、まだ本当にわずかな期間でしかないのです。しかし、その電気の発明による進歩は、以前の100年が一か月に匹敵するようなスピードです。この社会は、私たちは、これからどうなっていくのか、誰もが「分からない」という中にあって、私たちの立ち位置を定め、歴史を支配し導かれる主を見上げていきましょう。

関真士牧師

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