2020年2月21日

2月23日2020年の週報に掲載

 今週26日(灰の水曜日)から受難節(レント)の期間が始まります。 この期間は1年の中でも、特別にイエス様の十字架を黙想する期間として、教会の暦に与えられている期間です。

 今年の受難節は、先週と今週にお配りしている黙想の手引き『十字架の道行き』をご一緒に用います。 ローマ・カトリック教会の伝統では、このイエス様の十字架と復活までの道を、ともに一足一足踏みしめるように黙想していきます。

 私たちの主イエス様の十字架の道とは、どのような道だったのでしょうか? 40日間の受難節を通して、その道に刻まれている主の愛と憐れみを、ご一緒に体験していきましょう。

 黙想の手引きには、日ごとに開く聖書の箇所と黙想のポイントが書かれています。 お一人で黙想される時はもちろんですが、グループで分かち合う時にも、この手引きを用いていただけたら幸いです。 教会全体で同じ箇所(イエス様の十字架の道行き)を味わえることを感謝します。

 まだ、黙想の手引きがお手元にないという方は、受付までお申し出ください。

高木牧人牧師

2020年2月14日

2月16日2020年の週報に掲載

 ▲今日から、受難節のための「黙想の小冊子」が配布されます。 どうぞ、受け取ってください。 2月26日(水)から始まる受難節の期間、どうぞ、この小冊子を用いて黙想の時を持ってください。 数人で集まって分かち合いの時を持つならば、恵みが増すでしょう。

 ▲教会の財政健全化に向けて、皆さまにお祈りいただいています。 教会は、州政府に登録されたNPO団体として、健全な財政運営をする義務があります。 その点において、私たちは、実際的な改善策を考えていきます。

 しかし、それ以上に、教会は、キリストの体であり、キリストがその主権者です。 私たちは、個人個人の信仰においてもそうであるように、教会という一つの体としても、常に「神は」を主語に考えていきます。

 「神は、ホノルル教会に、今、どのように働き、何を求めているのか」を、まず第一に考えます。 それが、神を第一として歩む教会の姿勢です。

 神の御心は、ただ献金をもっとしてください、という事ではないでしょう。 神は、今ホノルル教会を、どのように成長させようとしているのか、何を求めているのか。 財政に限らず、すべての事の中で、神の御心を受け取っていくことが、本当の解決です。だからこそ、どうぞ祈ってください。

関真士牧師

2020年2月7日

2月9日2020年の週報に掲載

 新型肺炎が世界的に流行する中で、ハワイに住む私たちにも、大きな影響が出て来ています。 中国からの観光客を始めて、ハワイを訪れる人が減っています。 観光業に頼るハワイ州としては、大きな打撃です。

 犠牲者がこれ以上でることなく、一日も早い終息を願います。

 このような事が起こると、デマ情報がたくさん流れます。 明らかに悪意をもってデマを流す人がいます。 そこに、その情報がデマだと知らずに善意から拡散してしまい、結果的にデマの拡散に一役かってしまう人がいます。
 いずれにしても、私たちは、情報をよく吟味して、軽はずみな行動を控え、心を落ち着けて、祈り心を持って過ごしたいと思います。

 その情報がデマであるかどうかを判断することは大切なことです。 特に実際に見て自分で確かめることが出来ない場合は、その情報の発信者は誰なのか? その発信者は信用ができるのか? その発信者が根拠にしている情報は何なのか? 「~~のようです。」という表現は確証が取れていないということです。 特に映像では、ニュースとして絵になるために極端な光景を切り取る傾向があります。 実際には一人の人の極端な行動が、あたかも全員がそうであるかのような印象を与えます。

 情報に溢れる社会の中で、今回のことに限らず、情報の真偽を判別していく力は、ともて大切です。 情報は必要ですが、振り回されることはありません。

 私たちは、心を落ち着けて、すべてを支配している神に御前で平安でありましょう。

関真士牧師