2009年12月31日

1月3日2010年の週報に掲載

新年あけましておめでとうございます。

 2010年を迎えました。一昔というと10年単位のことですが、10年前には何をしていたいでしょうか? 
私は、日本で牧師をしながら、ある出版社で働いていました。そこでコンピューターの2000年問題で大騒ぎしていたのを覚えています。 その年の1月10に、光輝が誕生しましたから、まだ5人家族でした。 10年後の今、 自分たちがハワイに住んでいるということは、全く予想も、想像も出来ませんでした。
今から10年後の自分を想像できますか? もう天国だ、という方もいるかもしれませんね。 それもクリスチャンだからこそ言えることです。

 神は預言者エレミヤを通して「わたしを呼べ、そうすれは、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を超えた大いなることをあなたに告げよう。」と語られました。

 信仰生活とは、驚きに満ちたドラマです。 今年の年間聖句「悲しみを喜びに変え、彼らの憂いを慰め、楽しませる。」エレミヤ31:13は、単に感情の変化のことを言っているのではなく、人生の回復を意味しています。 悲しみや憂いが、喜びと楽しみに変えられることを体験する、それが私たちの人生ドラマです。

 神と共に歩む世界には、こんな喜びが、こんな楽しみがあるのか! という驚きと感動を体験させていただきましょう。 理解を超えた大いなることを見させていただきましょう。 1年後の自分も、10年後の自分も、分かることは一つだけ、主は共にいて、全てが喜びに変えられたということです。

関牧師



2009年12月24日

12月27日2009年の週報に掲載

 さあ、2009年の最後の礼拝です。この年は「霊に燃えて、主に仕えなさい」(ローマ12:11)の聖句を掲げてスタートしました。

 経験した全ての出来事を通して、霊に燃やされること、主に仕えることを学ぶことが出来たと思います。

 大切なのは、起こった出来事をどのように理解し、受け留めるかということです。その時に、ただ自分の経験や知識だけに頼るのではなく、主に聴くということです。それが主との人格的関係ということです。聖書の言葉を、ただの文字として読むのではなく、神の言葉として聴くことから、その命の関係が始まります。

 自分自身の行き詰まりや力の足らなさを痛感する中で、信仰の原動力とは何か? 霊に燃やされることの必要、意味、その力を経験します。また何のために? なぜこのことをやるのか? と試される中で、主に仕えることの意味を学びます。

 出来事がただ通り過ぎるのではなく、その出来事の中に置かれている神の計画を悟るのです。私たちの目の前に置かれた聖書の言葉には、必ず意味があります。どうぞ、この一年の出来事を、このローマ書12章11節の御言葉によって振り返ってみてください。そしてこの御言葉で出来事を解釈してみてください。

 この一年間も、皆様と共に主を礼拝し、共に一つのキリストの体として歩めたことを感謝いたします。ホノルル教会は、最高に恵まれた教会です。この恵みを留めることなく、一人でも多くの方々に分かち合っていきましょう。

関牧師


2009年12月16日

12月20日2009年の週報に掲載

 前の日曜日の夜、家族みんなで庭に寝そべって流れ星を見ました。流れ星が見えるたびに歓声をあげて、さぞかし近所迷惑だったろうと思います。
 流れ星が流れている間に願い事をするとかなえられるという言い伝えがあります。とても難しいのですが、それくらいに自分の願い事を常に自覚していなさいということでしょう。
 東方の博士たちが導かれた星は、金星であったろうとか、彗星だとか、色々な説があります。当時は電気というものがありませんから、さぞかし夜空には星が一杯見えたことでしょう。

 私が今までで一番だと思う星空は、20歳の頃にサンノゼの近くにあるニンニクの産地で有名なギルロイで見た星空です。
 星屑という表現の通りに、本当に塵のように夜空一面が星だらけでした。
 皆さんは、流れ星が流れた瞬間に、何を願いますか? 今の自分に一番必要なこと、なくてならないもの、それは本当に一番にしていいものなのか?

 ソロモンの夢に現れた主は、「あなたに何でも与えよう。願え。」と言われました。どう答えましょうか?

 父なる神は、御子イエス様を私たちに与えてくださいました。神は惜しむ方ではありません。ハワイの夜空を見上げながら、自らの心を神の御前に注ぎ出してみましょう。

関牧師



2009年12月9日

12月13日2009年の週報に掲載

 街はクリスマス一色ですが、この時期にどうしても忘れてはならない出来事、それは第二次世界大戦の火蓋を切った真珠湾攻撃でしょう。それは、1941年12月7日の日曜日のことでした。日本の奇襲であると言われたり、いやアメリカは事前に知っていたとか、色々な説がありますが、重要なことは、戦争が始まったという事実です。

 ここから戦火が起こり、争いと痛みが世界中に拡がっていきました。この日が日曜日という礼拝の日であったということも、霊的には意味深いものでしょう。西洋と東洋をつなぐ、ちょうど中間地点にあるこのハワイか世界中に争いが拡がったということは、それだけ重要な位置にあるということです。その時サタンは、このハワイを世界の争いのために使いました。しかし私たちは、今こそこのハワイを悪の手から奪い返して、平和のために用いていきましょう。

 真珠湾攻撃の攻撃隊長として、自ら現場でその攻撃の指揮を取った淵田美津雄中佐、彼の機から有名な「トラトラトラ」が打電されました。

 戦後、淵田氏は、一人の女性に出会います。彼女は、宣教師である両親を日本軍に殺害されたのですが、戦後、仇である日本人のために献身的に尽くすのです。その姿を通して、敵をも愛するキリストの愛と赦しを知り、淵田氏は回心するのです。そして彼は伝道者として献身し、ハワイにも宣教師として来られています。

 このクリスマスの時期に、私たちは、まず一番身近の人から平和を持ち、そしてその平和が拡がり、ハワイから全世界にまでキリストの平和が届けられるように、心から祈る時としましょう。

関牧師

2009年12月4日

12月6日2009年の週報に掲載

 ハワイで4回目のクリスマスを迎えようとしています。サーフボードに乗ってくるサンタにも違和感を感じなくなりましたが、今年も皆さんと共に主の御降誕をお祝いできることを感謝いたします。

 先週の感謝祭は、家族とノースショアにキャンプに行きました。もう一杯で予約が取れなかったのですが、ウォークインで入れると信じて行きました。子供たちも祈ったし、多くの人が祈ってくださって、一箇所だけ空いていたキャビンに入ることが出来ました。風が強かったので、テントではなくキャビンで良かったです。お祈りを感謝します。

 ということで今年は感謝祭のパーティが出来なかったのですが、年末には、究極の3大鍋を用意しての忘年会を計画していますので、ご期待ください。

 キャンプで、子供たちが一番熱中していたのは焚き火でした。ビーチにたくさんの木切れが打ち上げられていて、それを拾ってはひたすら燃やしていました。その焚き火で炊いたご飯は、本当に美味しいです。不思議なもので、火を見ていると飽きないというか、燃える火には何ともいえない魅力があります。

 夜、羊の晩をしながら野宿していた羊飼いたち。彼らもきっと焚き火をしたいたのでしょう。彼らは、風に揺れる火を見つめながら、何を思い巡らしていたのでしょうか…。
 そこに突然の天使の出現です。焚き火の火も見えないくらいに明るい神の栄光の輝きに包まれた羊飼いたち…。 さあ、今年のクリスマス、神の栄光の輝きに包まれる、そんな時としましょう。

関牧師