2009年12月9日

12月13日2009年の週報に掲載

 街はクリスマス一色ですが、この時期にどうしても忘れてはならない出来事、それは第二次世界大戦の火蓋を切った真珠湾攻撃でしょう。それは、1941年12月7日の日曜日のことでした。日本の奇襲であると言われたり、いやアメリカは事前に知っていたとか、色々な説がありますが、重要なことは、戦争が始まったという事実です。

 ここから戦火が起こり、争いと痛みが世界中に拡がっていきました。この日が日曜日という礼拝の日であったということも、霊的には意味深いものでしょう。西洋と東洋をつなぐ、ちょうど中間地点にあるこのハワイか世界中に争いが拡がったということは、それだけ重要な位置にあるということです。その時サタンは、このハワイを世界の争いのために使いました。しかし私たちは、今こそこのハワイを悪の手から奪い返して、平和のために用いていきましょう。

 真珠湾攻撃の攻撃隊長として、自ら現場でその攻撃の指揮を取った淵田美津雄中佐、彼の機から有名な「トラトラトラ」が打電されました。

 戦後、淵田氏は、一人の女性に出会います。彼女は、宣教師である両親を日本軍に殺害されたのですが、戦後、仇である日本人のために献身的に尽くすのです。その姿を通して、敵をも愛するキリストの愛と赦しを知り、淵田氏は回心するのです。そして彼は伝道者として献身し、ハワイにも宣教師として来られています。

 このクリスマスの時期に、私たちは、まず一番身近の人から平和を持ち、そしてその平和が拡がり、ハワイから全世界にまでキリストの平和が届けられるように、心から祈る時としましょう。

関牧師

0 件のコメント: