2011年6月3日

5月29日2011年の週報に掲載

ハワイでは卒業式のシーズンです。今年は、我が家の長男と長女がそれぞれ高校、中学を卒業しました。
というわけで卒業式に出たわけですが、日本の卒業式との違いに、まさにカルチャーショックです。


日本だったら、「静かにしなさい!」の連発で、大変なことになると思うのですが、こちらでは、ダンスして、大声で叫んで、思ったこと感じたことをそのまま表現するのです。本当に、いいなと思いました。一方で、日本の「あおげば尊し」も、それもまた良いと思います。


曽野綾子さんが、その著書の中で「列を作って並ぶことの出来る民族は少ない」と述べていました。その中でも特に、日本は列を作って並ぶことの出来る民族です。この震災でも、そこに世界が驚嘆しました。実は、列を作って並ぶという概念そのものがない民族も多くあるということです。


どちらが良い悪いではなく、文化、歴史の違いです。それぞれの違いを知ることによって、お互いを理解する心の豊かさを持ちたいものです。


明日はメモリアルデーです。人生の卒業式を終えた先輩たちのことを想います。人生の卒業式も、人それぞれみんな違います。でもクリスチャンの「その時は」、厳粛さの中にも、喜びがあふれる、ハワイでも、日本でもなく、それは神の国なのでしょう。 






関牧師



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