2012年9月6日

9月9日2012年の週報に掲載

「幸せへの道 10の言葉」というテーマで「十戒」からメッセージをしてきましたが、11回かけて先週に終了しました。次週からは、「8つの幸せ」というテーマで、今度は新約聖書マタイの福音書5章から連続してメッセージを語りたいと思います。

 この箇所は、「山上の教え」と言われ、イエス様が小高い丘の上に座って語られた教えです。ここでイエス様は8つの幸いを語っています。最初の幸いは「心の貧しい人は幸いです」という言葉です。

 誤解を招きやすい表現でもありますね。「心の貧しい」とは、どのような意味でしょうか? しばらくの間、この「山上の教え」から、「幸せ」について学んでいきましょう。

 幸福感というものは、とても主観的なものです。その本人が感じるものです。周りから見て、どんなに不幸に見えても、本人は「幸福」を感じていることもあります。逆もしかりです。ということは、人間とはどんな状況、環境の中においても「幸福」を感じることの出来るものなのです。

 震災の後、何日も暖かい食物がなく、また何日もお風呂に入れず、そんな中で久しぶりに食べた暖かい味噌汁一杯に、温かいシャワーに、ものすごく幸せを感じたということを聴きました。自分もそうですが、幸福感とは、失った中に、弱さの中に、幸福とは思えない、むしろ不幸な状況の中でこそ強く実感されるのだなと思います。不思議なことです。

関牧師

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