2013年4月26日

4月28日2013年の週報に掲載

 今日の礼拝のメッセージは「傷のいやし」です。特に心の傷について語るのですが、このテーマは、常に取り組み続けているものです。なぜなら、心の傷で、苦しめられている方、苦しめている方が、圧倒的に多いからです。

   心の傷とは何でしょうか? その原因は様々です。いやゆる災害や衝撃的な体験を通してもたらされるPTSD(心的外傷ストレス)や、人間関係の中で、その言葉や態度によってもたらされるものがあります。実際に加害者、被害者が存在する場合もあれば、自然災害のように一方的なものもあります。心の傷と言っても、その原因や状態は様々です。

 しかし、一つ定義することが出来るとすれば「心の傷とは、過去における個人的な体験であり、それによって、神が自分に求めている生き方を送ることを出来なくさせるものである。」と言えます。
 神が人に求めている生き方、それは神と自分と隣人を愛することです。これを出来なくさせる過去の体験が「心の傷」です。心の傷のゆえに、自分の価値が低くなる、人に攻撃的になる、あるいは依存する、神に信頼することが出来ないなどの状況がもたらされます。イエス・キリストの救いは、この心の傷にいやしをもたらすのです。

関真士牧師

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