戦争中は、国の戦士として不在となり、戦後は企業戦士として不在となりました。仮に、家庭に父が居たとしても、自己表現をしない父である場合、それは実質的には不在に近いものがあります。
日本の家庭の食卓の風景として、家族が黙って食事をし、父親は目の前で新聞を広げているというものがあります。新聞という一枚の紙が家族との会話を絶っているのです。今では、子供たちの方も、スマートフォンに夢中で、食事をしながらもまったく会話のない家庭も増えているようです。
今こそ、「父が立ち上がる時」です。自らに任された本来の役割を取り戻すのです。家族を愛し、治め、守り、導き、養うのです。妻と会話をしましょう。子供たちと会話をしましょう。父親自身が自己を表現しましょう。家庭、社会、そして教会においても、男性が「父の心」をもって、その使命を果たしていきましょう。
関真士牧師
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