2013年6月28日

6月30日2013年の週報に掲載

 この一年間、暫定シェパード委員会は、ホノルル教会の声明文(ミッションステートメント)を作成する中で、教会としての賜物と使命ということを考えました。そこから導き出されたのは、ホノルル教会は「癒しの教会」であるということでした。

 私は、その時に「この声明文で本当にいいんですか?」と問いかけました。なぜなら、「癒しの教会」ということは、癒しを必要する方々、つまり傷ついた方々が来られる事を意味するからです。神は、待ってましたとばかりに、傷ついた方々を教会に送ってくださるのでしょう。大変な覚悟が要ります。

 心の傷は、普段は目に見えませんが、隣人との傷と共鳴して表面に現れてくるものです。癒しの教会とは、集まる一人一人の傷が表に現される所です。ですから、もし聖霊のお働きがなければ、収拾のつかない、逆にもっと傷ついてしまう場になってしまいます。

 ホノルル教会が「癒しの教会」であるためには、神の愛と、神の義が明確に現されることを必要です。傷ついた者が神の愛で包まれ、傷つける者が神の義で戒められることです。どちらがではなく、一人の人の中に、この愛と義が必要なのです。私たちは、傷つけられ、また傷つける者だからです。これは、主イエスの十字架を体験する時にこそ与えられる恵みです。

関真士師

0 件のコメント: