2020年5月18日

5月17日2020年の週報に掲載

 今から約2000年前、使徒パウロはローマの人々に手紙を書きました。 彼は、その手紙の冒頭とも言える1章で、このようなメッセージを伝えます。

「私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでも分け与えて、あなたがたを強くしたいからです。 というより、あなたがたの間にあって、あなたがたと私の互いの信仰によって、ともに励ましを受けたいのです。」 (ローマ人への手紙1章11、12節)

 使徒パウロはローマの人々に「会いたい」と切に望みました。直接会って、信仰による励ましを互いに受けたい、と切に願いました。 当時、彼はその願いを手紙に綴って、ローマの人々に伝えたのです。

 私自身、この状況にあって、使徒パウロの「会いたい」という思い、直に信仰による励ましを互いに交わしたい、という主にある交わりに対する飢え渇きに、強い共感を覚えます。皆さんは、どうでしょうか?

 使徒パウロの時代とは違って、現在は電話やメール、インターネットが普及し、まるで直に会っているかの如く感じることのできる環境が整いました。 これは本当に感謝なことです。
 でも、やっぱり1ヶ月半前までは当たり前だった教会という「主に呼び集められた者たち」の温かい家族の情景を思い出すと、格別だったなぁ、と私は感じます。

 そのような特別な交わりを待ち望みつつ、この時を過ごしていきたく願います。

高木牧人牧師

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