2020年9月14日

9月13日2020年の週報に掲載

 先週のメッセージでは、身内のことを褒めるようなことを話しました。 日本では、身内をほめることは、恥ずかしい事と思われます。

 例えば、愚息とか、愚妻と言ったりします。身内を褒められると、逆に、そんな褒められるような者ではないことを話し始めます。 「お宅の息子さん、**が出来て素晴らしいですね」と褒められたら、「いえいえ、家の中では、全然そんなことなくて、あれも出来なくて困ってますよ。」などと言い始めますが、顔は満面の笑みです。

 身内を褒められると、反射的に首を振って、そんなことありませんと否定したくなります。

 日本では、家族と自分は一心同体という考え方があります。 結婚も両家の結婚と言うくらいです。 ですから、子供や夫、妻を褒めることは、自分を褒めることと同じなのです。 なので、自分を褒めることを恥ずかしいと感じさせる文化の中では、身内を褒めることを恥ずかしいと思うのです。

 対して米国は、個々の人格が別ものとして尊重されますから、子供が褒められても、自分が褒められているとは、あまり思わないので、身内でも思いっきり褒めるのです。 ここは、ハワイですから、身内でも褒めさせていただきました。

関真士牧師

0 件のコメント: