2010年5月20日

5月23日2010年の週報に掲載

カネオヘにあるホオマルヒヤ植物園で、70年に一度だけ花を咲かせる木が開花していると聴いてさっそく見に行きました。

大きな椰子の木の種類だと思いますが、上の方に見事に花が咲いていました。何だかものすごい存在感のある木でした。70年に一度ということで、もう二度とこの花を見ることないと思うと感慨も深まりました。後で気がついたことは、この種類の木は一本だけではないので、また見れるということでしたが、それでもこの木に関しては、これまでです。そしてこの木は花を咲かせて、その寿命となり、枯れてしまうということです。

この木に、もし意志があったら何と言っているのかな? と想像しました。今までは、沢山の木の中の一つで、とりわけ注目されることもありませんでした。しかし、木生?の最後に見事な花を咲かせ、今や大勢の人がわざわざ自分を見に来てくれる。木は嬉しいのだろうか? 「最後に一花さかせたぞ!」と喜んでいるのだろうか? 

それとも、「自分は何も変わっていない、昔からここにいたよ。皆が自分の花を見て喜んでくれるのはいいけど、僕は僕のまま、昔からここにいたよ」と言っているのかな?

皆さんは、どう思いますか? 木になったつもりで今の心境を語ってみましょう。

関牧師


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