2010年5月7日

5月9日2010年の週報に掲載

私たちは、この母の日を、大きく分けて二つの立場で迎えていると思います。母のとして、また母の子供として。私は男性ですから、母の日というと当然、母の子供としての自分を意識します。

皆さんは、どのような気持ちで、この母の日を迎えているでしょうか? 心から「お母さんありがとう」と言える人は、とても幸いな人です。日本からは相変わらず信じ難いニュースが続きます。母の日をハッピーな気持ちで迎えることが出来るということは、それだけでとても幸せなことなのだと思います。

私は、幼い頃から、母に認められたいという思いを強く持っていました。兄よりも弟よりも、自分を認めて欲しい、賞賛してほしいと。でも、それが充分に満たされることはありませんでした。

自分を認めてくれる何かを探し求める心の旅、それは母親探しと呼ばれていますが、私もその旅をしていました。それを母に求めたり、他人に求めたり、しかし、心の空洞は決して埋まることはありませんでした。

先の3月に、母がハワイに来ることが出来ました。母も今年で喜寿になります。心の旅を終え、父なる神の無限の愛で満たされた今、母を一人の神に選ばれた私の母として接することが出来ました。私たちを本当に満たしてくれるもの、それは父なる神の愛です。この愛に満たされる時、果てしなき旅は終わり、満たされた人生へ変えられるのです。

関牧師


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