2020年4月30日

5月3日2020年の週報に掲載

 Stay Homeのこの時、運動不足にならないようにと、散歩を心掛けています。

 マノアの街は、散歩には本当に良いところです。 風に吹かれ、道の花や木々にホッしながら、個性的な家を見ながら楽しく歩いています。

 世の中は、大変な事になっていますが、それとは対照的に、自然は何も変わらずにいます。 指先で簡単に折れてしまう一輪の花は弱そうで、しかし、強いなと感じる今日この頃です。

 このような危機的な状況にあって、私たちは普段から何に拠って立っているのかが問われます。 自然の強さとは、その存在が神に拠って立っている所にあるのだと思います。

 このコロナ騒動を通して、私たちが拠り頼んでいたものが、なんと不確実なものであるかが分かります。 今こそ、人間は、神に立ち返るときです。

関真士牧師

4月26日2020年の週報に掲載

 ハワイ州がロックダウンになって、1ヶ月が経ちました。 この1ヶ月は教会にとっても、また私たちにとっても、これまでの活動的な生活を止めた。 ある意味、非日常な期間を歩まされています。

 皆と集まりたくても集まることができません。 外に出かけて思いっきり羽を伸ばしたくても、それをすることができません。 今まで当然のようにしていたことができなくなってしまったのが今の状況です。

 多くの方が家にいること、家族と過ごすことがこれまでよりも格段に増えたことでしょう。 そのような「非日常」は、良く言えば、私たちを新しい生活へと導いてくれます。

 私自身も今まで味わったことのないこの「非日常」から、日々色々なことを語られ、教えられています。

 私たちの神は、私たちに語りかけ、大切なことを気づかせてくださるお方です。 この「非日常」にあっても、神様の御旨を悟らせていただく者でありたく願います。

高木牧人牧師

2020年4月23日

4月19日2020年の週報に掲載

 神を愛し、自分を愛するように隣人を愛する。 これが私たちの生き方であり、神の国のルールです。 愛の反対語は、恐れです。 愛のない所には、恐れがもたらされます。

 買い占めに走る人がいます。それを見て、買い占められると大変だと恐れて、買い占めに走る人がいます。 実際に、必要以上に買ってしまっている人の大半は、恐れによって行動しています。

 このウィルスは、人との接触がなければ、その感染はかなり抑えられます。 不要不急の外出を避けることを、人との接触を出来るだけ減らすことを皆が心がけることが大切です。

 今回のコロナ禍で、最も問われていることは、自分を愛するように隣人を愛することだと思います。 自分中心に物事を考え、行動してしまう時、このウィルスは拡がるのですから。

 私たちは、何を拡げるのでしょうか。 それは、ウィルスではなく、愛するという生き方です。 それが神の国を拡げることになります。 パウロは、ユダヤ人から「この男はまるで疫病(ペスト)のような人間」(使徒24:5)と訴えられました。
 それくらい彼の宣教は感染力を持っていたということです。 私たちが、拡げるのは、もちろん疫病ではなく、福音です。 コロナウィルス以上に、これを拡げていきましょう。 

関真士牧師

4月12日2020年の週報に掲載

 主の復活を心から喜びます!

 今最も試みられている事の一つは、教会の在り方でしょう。個人の信仰も振るわれていますが、それ以上に「集まれない」ということにおいて、教会が振るわれているのだと思います。なぜなら教会とは、まさに「呼び集められた者たちの集まり」だからです。集まりである教会が、集まれないのです。

 そこで改めて考えてみたいと思います。私たちは、どこに集まるのか? です。教会という集まりは、目に見える場所のことだけなのでしょうか。

 「どこに?」という問いかけに対して、2207 Oahu Avenueと答えるならば、私たちの集まりは無いことになります。
 でも、「イエス・キリスト」と答えるなら、今も集まりは有ることになります。

 私たちは、集まれないのではありません。私たちは、イエスのもとに、今も、集められているのです。私たちを一つにするのは、場所ではなく、イエスへの信仰なのです。

 確かに、ホノルル・キリスト教会は、今も有るのです。

関真士牧師

2020年4月6日

4月5日2020年の週報に掲載

 世界中が揺らされている中にあって、私たちは今日も何ものにも揺るがされない真理、主イエス・キリストに望みをおいて歩ませて頂きたい、と強く願います。

 ともに相集うことのできない状況にありますが、今日も私たちは神の家族、主の教会、「ひとつ」を生きています。

 電話やメール、インターネットのZOOMやLINEなどを用いつつ、神の家族としてのつながりを絶やさずに、この緊迫した状況をも乗り越えていきたく願います。

 今こそ、祈りあっていきましょう。支え合っていきましょう。

 この状況は必ず収束します。再び私たち教会が、「ひとつ」に集うその日を待ち望みつつ、新しい1週間も前進しましょう。

 特に今週は、受難週です。ZOOMでも金曜日まで毎日午前10時より黙想の時を持ちます。参加希望の方は、お知らせください。 (メールでも皆さんに告知いたします)

 皆さんの心と身体も守られて、私たちの救い主イエス様を、さらに深く知る1週間となりますように。

高木牧人牧師

2020年4月1日

3月29日2020年の週報に掲載

 ハワイに住む私たちの生活にも、大きな影響が出ています。 レイオフ、給与カット、解雇が始まり、通常の生活に困難が生じている方もおられるでしょう。

 こんな時、聖書のことばは、私たちにとって、どう響くのでしょうか。 私たちの信仰は、どのように働くのでしょうか。

 聖書の書かれた時代にも、このような疫病の流行は多々あったようです。 もちろん今のような医学のサポートはありません。 そんな中、人々を支えるのは信仰しかなかったのです。 信仰心が強いからではなく、状況によって恐れ、不安になるからこそ、主なる神に頼ったのです。

 ぜひ、詩篇91篇を読んでください。 一言一言声に出して、噛みしめように、味わうように、聴くように読んでみてください。

 今のこの道にも、主はおられます。主の臨在があります。「イエスは、真ん中に立って言われた、平安あれ」(ヨハネ20:19)

 この問題の真ん中にイエスが立たれています。 イエスのくださる平安をいただいて、共に歩んでいきましょう。

関真士牧師